- フリーランスの不安定な収入がデメリットと考える方
- フリーランスは将来が不安だと考えている方
- フリーランスが自由じゃないと感じている方
僕はフリーランスになってよかったことがたくさんあると感じていますが、その一方で満足できていない点もあります。
そういった点と関連づけて、僕がセミリタイアを目指す理由を紹介したいと思います。
僕はフリーランスになって本当に良かったと思っていますし、現状の生活にとても満足しています。
しかし、大きく分けて以下の2点については改善の余地があると感じています。
・フリーランスとして働くリスク
・理想の働き方とのギャップ
これらの点を改善するためにセミリタイアを目指しています。
フリーランスエンジニアとしての将来に不安を抱える方や、自由な働き方を追い求める方の参考になれば幸いです!
本記事の内容は「週5日稼働(140~180時間/月)」の様な働き方をしている人をメインに想定しています。
それ以外の方でも参考になる点はあると思いますので最後まで読んでいただけると幸いです!
前置き:早期リタイア、セミリタイアとは何か
まず早期リタイア、セミリタイアについて簡単に紹介します。
既にご存知の方は飛ばしていただいてOKです!
早期リタイア(FIRE)
最近、「早期リタイア(FIRE)」という考え方がとても流行っていますね。
FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略で、経済的に自立して定年前にリタイアする事を指します。
「不労所得 > 生活費」
という状態になれば働かなくても生きていけるため早期リタイアが可能です。
不労所得を得る方法は
・株式投資をして配当金を得る
・不動産投資をして家賃収入を得る
といった方法が代表例ですね。
例えば年間の生活費が240万円であれば、配当金や家賃収入の利回りが4%と仮定すると6000万円を投資に回せば不労所得だけで生活費が賄える計算になります。
(※本当は税金がかかったりしますが説明のため簡略化しています。)
簡単ではないですが、自由に生きたい方にとっては夢のある考え方ではないでしょうか。
セミリタイア(サイドFIRE)
次に僕が目指しているセミリタイア(サイドFIRE)について紹介します。
「不労所得 + 少しの労働所得> 生活費」
という状態を目指すもので、早期リタイア(FIRE)と比べると労働による収入も得るという点が違います。
「結局働かなきゃいけないのか・・」と少し夢がなく感じてしまうかもしれませんが、
といったメリットもあります。
僕がセミリタイアを目指す理由
フリーランスエンジニアの僕がセミリタイアを目指す理由は以下の4つです。
- 定年近くまで仕事があるとは限らない
- 契約を打ち切られる可能性がある
- 自由な働き方をしたい
- 楽しいことを仕事にしたい
それぞれの理由は過去の記事で紹介したことが関係しています。
1,2はフリーランスになって感じたデメリットが、
3,4はフリーランスになってイメージと違った点が
それぞれ関係していますのでよろしければ以下の記事を参考にしてください!
全て早期リタイア(FIRE)でも解決できることですが、それでもセミリタイアにこだわる理由は別記事で紹介したいと思います。
それでは具体的に紹介していきます!
1. 定年近くまで仕事があるとは限らない
この点はフリーランスエンジニアのデメリットの中でも大きい点だと思っています。
フリーランスに実際どの程度「年齢の壁」があるかまだわかりませんが、会社員と比べると定年近くまで安定して働けない可能性は高いでしょう。
将来的には以下のような理由で、収入が下がることも考えられます。
・取れる案件の単価が下がる
・案件が取れず、エンジニア以外の仕事をする
そんな時に不労所得で収入の補填ができれば生活レベルを維持できるかもしれません。
また、フリーランスは会社員と比べると年金が少ないというデメリットもありますが、こちらも不労所得で補填できると思います。
このようにセミリタイアを目指して不労所得を作っておくと、将来収入が減ってしまったときや老後に備えになると考えています。
投資で不労所得を得る場合、投資に関するリスクに注意が必要です。
僕は投資のリスクにも対応するためにこのブログを始めました。
・エンジニアとしての仕事がない
・予想よりも不労所得が得られない
という場合にブログからの収入があれば安心ですからね。
2. 契約を打ち切られる可能性がある
一つ目の理由に近いですが、年齢にかかわらず急に契約終了になった場合や、体調を崩して一時的に働けなくなった場合の備えという意味合いです。
幸い僕は経験していないですが、今までに契約を切られるフリーランスエンジニアを見てきました。
詳細は以下の記事で紹介していますのでよろしければ参考にしてください。
個人的にはしっかり業務をこなしていれば急に契約を切られることはないと感じていますが、体調面の理由や企業都合の理由など、防げないケースはありえます。
その場合次の案件を取るまで収入が0になるわけですが、もし不労所得で生活費をある程度賄えていたらどうでしょうか?
収入がなくなってしまったから早めに次の仕事を探さないと・・
ある程度不労所得で生活費を賄えているし、せっかくだから少し休暇を取ろうかな。
というくらい気持ちに違いが出るんじゃないかと思っています。
気持ち的な話でもあるので、不安を抱えずに「別に貯金を崩せばいいや」と考えられる人には必要ないかもしれません。
しかし、「契約を切られないか不安」、「家族を養い続けなきゃいけない」という人はセミリタイアを目指す価値があるかもしれません。
そういった不安が仕事のパフォーマンスや体調に悪影響を与えることだってあり得ますからね。
僕の場合子供が生まれたこともあり、このような収入の安定化という目的も大きくなってきました。
3. 自由な働き方をしたい
僕は現在、週5日稼働(10:00~19:00)といった契約をしているので会社員時代と同じような働き方をしています。
今でこそフルリモート勤務できているものの、セミリタイアを目指し始めたときは週5日の出社勤務でした。
過去の記事でフリーランスのメリットとして紹介しましたが、フリーランスであれば週2日稼働だったり週10時間稼働といった自由度の高い契約での稼働が可能です。
ただし、当然ですが勤務時間が減れば収入は基本的に下がります。
収入が下がっても問題ない人であればすぐに理想の働き方ができますが、僕は日々の生活と将来のリスクを考え、不労所得やブログの収益に応じて徐々に働き方を変更しようと考えています。
例えば、最終的に「不労所得 + 週10時間の労働 + ブログの収益 > 生活費」となればとても自由な生活ができますが、その過程で「不労所得 + 週4日の労働 + ブログの収益 > 生活費」となるだけでも生活の自由度が増すと思っています!
4. 楽しいことを仕事にしたい
フリーランスは現場を選べるため、仕事内容も自分で選ぶことができます。
しかし、業務全てがおもしろい内容とは限りませんし、つまらないタスクもあるかと思います。
また、単価重視で現場を選んだ場合は内容の面白さという点が犠牲になるかもしれません。
こういった問題に対しても、ある程度の不労所得があればお金の心配をせず
・一時的に収入がなくなっても面白そうな現場に切り替える
・単価ではなく仕事内容を重視して案件を探す
といった行動がとりやすくなると思います。
さらに、将来的に不労所得で賄える金額が大きくなれば
どこかの現場に参画するのではなく、自分でアプリやwebサービスを開発して収入を得る
といった本当に自分が作りたいものだけを作る働き方も夢ではないかもしれません。
まとめ
僕がセミリタイアを目指す4つの理由を紹介させていただきました。
投資にはリスクが伴うので全員がセミリタイアを目指すべきとは思いませんが、こういった考え方もあると知っておくだけでも選択肢が増えるかと思います。
過去の記事で「フリーランスエンジニアは良くも悪くも自分次第」と書きましたが、将来のリスクへの備えや、働き方や現場選びを含めて全て自分次第だなと改めて思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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