- 現役のフリーランスエンジニアが独立した理由を参考にしたい方
- 現在の働き方に不満や疑問を感じている方
本記事では、社会人4年目・28歳で独立に踏み切った理由を紹介します。
当時の僕の考え方に共感できる方、フリーランスっていいかも!と感じた方は独立も選択肢に加えてもいいかもしれません。
最後に、実際フリーランスになってどうだったかについても紹介します。
フリーランスエンジニアを目指した3つの理由
僕がフリーランスエンジニアを目指した理由は以下の3つです。
- 仕事の成果だけで給料が決まらない
- 技術力の成長を感じられなくなった
- その時にしかできない事に挑戦したかった
経歴や独立した際のスキルレベルについては↓の記事にまとめていますので参考にどうぞ。
それでは詳しく説明していきます!
仕事の成果だけで給料が決まらない
学生時代の僕は「しっかり仕事をこなせば給料もついてくる」と考えていて、平均年収よりも面白そうな会社かどうか?という点を重視して就活をしていました。
しかし、実際は仕事面以外にも
- 勤続年数の長さ(年功序列)
- 所属部門の売り上げ
- 上司の考え方や評価基準
など自分の努力だけでは変えようのない要素が予想以上に大きく、次第にサラリーマンとして働くことに疑問を感じてるようになりました。
・Aさん仕事サボってるけど年齢的に自分より給料が高いんだろうな・・
・研究部門だから利益は出ていないけど、扱っている技術は需要があるはずなのに・・
・上司に意見すると評価を下げられるかもしれない・・
当時はこんなことばかり考えてしまい仕事のモチベーションは下がる一方でした。
それでも自分なりにどうすればこのような不満を解消する方法を考えたのですが、
- 年功序列
-
サラリーマンとして働く以上、基本的には避けられない
- 部門、上司の影響
-
異動や転職で解決できる可能性はあるが、確実ではないし頻繁にできることでもない
といった具合で、サラリーマンを続けるなら避けられない、つまり「自分はサラリーマンに向いていない」と考えるようになりました。
それなら転職じゃなくて独立するしかないな、という結論に至ったわけです。
もし現在の仕事に不満を持っている場合、それは部署・会社独自の問題なのか、サラリーマン全般の問題なのか整理してみると最適な行動が見えてくるかもしれません。
技術力の成長を感じられなくなった
同じ部署で働きつづけるとだんだん役割が決まっていくかと思います。
僕のケースでいうと
- 学習用データのクレンジング
- 取引先とのやりとり
- 特許調査
- 部下の教育
のようなプログラミングスキルに直結しない業務を行う時間がだんだん増えていきました。
・このまま技術的な業務に携わる時間が減っていくのかも
・部下の教育も大切だけど自分の成長のためにも時間を使いたい
なぜ技術力に拘っていたかというと、技術的な仕事が楽しかったというのも大きいですが、技術力がないと将来が不安だったという理由もあります。
当時は、東芝や日産の業績不振やTOYOTAの社長が「終身雇用を守るのは難しい」と発言したりと、大手だから定年まで安心、という風潮はなくなり始めていました。
僕自身大手企業に勤めていましたが、社内で早期退職者を募集してるという話が耳に入ってきたりと、本当に定年まで安心なのか疑問がありました。
そう考えると、転職・独立するリスクよりも当時の業務を続けるリスク(行動しないリスク)の方が大きいと思えたんですよね。
次に、より技術力を磨くにはどうしたらいいかを考えを整理しました。
- 色々な現場を経験する
- 業務内容と現場異動のタイミングを自分で決められると良い
- 業務内容と現場異動のタイミングを自分で決められると良い
- 開発以外のタスクをできるだけ減らす
社内研修、部下の教育のような社員特有のタスクも減らしたい
このように考えると、やはり僕にとっては独立が一番あっていると思いました。
その時にしかできない事に挑戦したかった
ここまでの理由でフリーランスになる決意が固まりつつありましたが、以下の2点から独立はその時にしかできないと感じたことが後押ししました。
- 子供が生まれたら挑戦しづらくなると思った
- 時間が経つほどライバルが多くなると思った
子供が生まれたら挑戦しづらくなると思った
子供がいる友達や先輩と話していると、仕事の目的が「子供のため、家族のため」になっていき
- 安定して収入を得るため転職や独立をせず定年まで働く
- 評価ダウンや異動につながりかねないので理不尽な事もグッと堪える
という保守的な考え方になっていくのが感じとれたんですよね。
当時は子供がいませんでしたが、将来のことを考えると
「リスクをとって挑戦できる時間って実はそれほど残っていないんじゃないか?」
と考えるようになりました。
時間が経つほどライバルが多くなると思った
当時はAIブームの真っ只中だったので今後AIの分野に優秀な人たちが集まってくることが想像できました。
一方僕はスキルに自信がなかったので「早く技術力を磨かないと競争で勝てなくなる」と思い、独立するなら今しかないという結論に至りました。
実際に下図のようにフリーランス人口も年々増えているようなので、AIの分野に限らずどんどんライバルが増えていくかと思います。
引用:PRTIMES | フリーランススタート 「ITフリーランス人材及びITフリーランスエージェントの市場調査」 2021年版を公開より
フリーランスになってどうだったか
実際にフリーランスになってどうだったのか、考え方はあっていたのかを述べたいと思います。
給料面について
収入は自分次第なので非常に納得感がありますし、スキルを磨くことが収入に直結するので仕事へのモチベーションを保つことができています。
マージンや単価の交渉といったフリーランス独自の難しさもありますが、これらも自分の交渉術次第でうまく対処できるようになります。
全て自分次第という環境がいいと思う方にとっては適した働き方だと思います!
技術力の面について
フリーランスは成長できないという意見も聞きますが、僕はスキルの幅が広がりましたし、AIのコア部分に関しても経験を積むことができました。
むしろ学ぶべきことが多すぎて最初の1~2ヶ月は苦労したくらいです。
エンジニア不足からか、必要スキルに多少ギャップがあっても案件を獲得ができ、未経験のタスクを任されることもありました。
また、社員向けの会議・面談など社員特有の業務がなくなり、1日のほとんどを技術的なタスクに使うことができています。
スキルが収入につながることを体感できるのでプライベートでの学習モチベーションも上がりました。
挑戦時期について
子供の有無について
現時点では案件が取れなかったり、収入が不安定ということは一切ないので子供の有無はそこまで気にしなくて良かったかなと思います。
むしろ稼働時間の調整ができたり、フルリモート案件もあるのでお子さんがいる方にメリットのある働き方だと感じました。
ただ、挑戦するなら大きくリスクが取れる時の方が精神的に楽というのは間違いないかと思います。
すでにお子さんがいてリスクが取りづらいという方でしたら、まずは副業で試してから独立という手順を踏めば大きなリスクを取らなくても済むと思います。
ライバルについて
こちらについてもまだまだエンジニア不足を感じるので、そこまで厳しく考えなくてもよかったかなと思いました。
ただ、最初の案件をかなり早く決めることができ、他のAIエンジニアと差別化ができる経験を積むことできたのでライバルが増える前に行動できたのはやはり大きかったと思います。
まとめ
僕が独立を目指した理由と、実際フリーランスになってみてどうだったかを紹介させていただきました。
もし共感できた点があったり、フリーランスの働き方に興味がもてた方は独立を視野に入れてみても良いかもしれません。
独立までの流れや注意点などについても解説していきたいと思いますので、またチェックしにきていただけたら嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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