- FIREやセミリタイアを目指している方
- 「FIRE卒業」というトレンドに対する意見に納得できない方
先日、Twitterに「FIRE卒業」というワードがトレンドに入ったのですが、セミリタイアを目指す僕としてはいろいろ思うところがあったので冷静に考えを整理してみました。
「FIRE卒業」に対するツイートを興味本位で見てみたらなかなか辛辣な意見が多かったですね。笑
基本的には、
・価値観の話なので他人からケチを付けられる筋合いは無い
・ネットの悪ノリで盛り上がっている部分もあるので無視
というのが僕の考えです。
しかし、(かなり好意的に受け止めれば)考えるべき点はあったのでそれぞれの意見について自分の考えを整理してみました。
個人的には改めてセミリタイアが自分に向いていそうだと感じたので、その点についても紹介します。
そもそも「FIRE卒業」とは
「FIRE卒業」とは、FIREした人が復職することを指しています。
この後触れますが、
・お金が足りなくなって復職が必要になった
・お金はあるけど趣味として復職した
といった背景は一切考慮されず、「復職した」という点にフォーカスされている様です。
「FIRE卒業」に対する反応
「FIRE卒業」に対する意見をまとめると以下の様な反応が多かったと思います。
こういった意見に対して自分の考えをまとめてみます。
FIREに失敗しただけ
大前提として「FIRE卒業」の発端となった方は、FIRE生活に飽きていたところに楽しそうな仕事の誘いが来たから復職した、というだけみたいですね。
給与を気にせず好きな仕事を選べて、いつ辞めてもいいというのはFIREの魅力ですし、率直に羨ましいです。
なので、発端のケースだけ見れば「FIRE失敗」ではなく的外れな意見でした、で話は終わりです。
しかし、一方で実際に「FIRE失敗」する人が増えているという報道がありました。
具体的な数値は出ていませんでしたが、
・インフレによって生活費が増えた
・想定以上に株価が暴落してしまった
といった理由で本当に「FIRE失敗」する人が増えているのであれば、あながち間違った意見ではないのかもしれません。
さらに、今後は「金融所得課税の強化」を含む増税等によってもFIRE失敗に繋がるケースが出てくるかもしれませんね。
そういったリスクへの対応として、
・生活費に対して余裕を持った資産を蓄えてからFIREする
・レバレッジ型のファンドなどボラティリティの高い商品の割合を減らす
といった対策は考えられますが、FIREは想定外のリスクに弱いということは理解しておく必要があるかと思います。
〇〇〇〇万円ごときでFIREできるわけない
当然ですが生活費は価値観次第であり、FIREに必要な金額も人によって変わりますから気にしなくていいでしょう。
ただし、繰り返しになりますが、
・生活費の増加
・株価の暴落
・増税
・価値観の変化
といった様々なリスクを考慮した上で資産金額を設定しないと、結果的に〇〇〇〇万円ではFIREできなかった、ということになるかもしれません。
個人的な話をすると子供が生まれてから価値観が変わり、お金の使い方がだいぶ変ったので今後も変化がありそうだなあと思っています。
FIREなんて人生つまんないだろ
これも価値観の話ですし、発端となったケースのように働きたくなったら働けばいいだけなので気にしなくていいでしょう。
ただ、FIRE後は一切仕事をしないのか?実は別の仕事ならストレスなくできるのではないか?ということは事前に想像してもいいかなとは思っています。
多少なりとも労働収入があるのであれば、必要資産額が下がるので資産形成の時間を短縮できるからです。
資産形成期間は投資に回す分、自由にお金を使いづらくはなるので短いに越したことはないでしょう。
僕の考えをまとめると
「FIRE卒業」に対する主な意見は的外れな意見だったり、個人の価値観のように正解がないものに対する意見なので気にせず目標に向かっていけばいい
「FIRE卒業」というトレンドについて深掘りしてみましたが、事実を無視して「FIRE卒業」というワードが一人歩きしていただけだと感じました。
また、必要な金額やFIRE後の生活等は他人が決めることではないので、自分が設定した目標や生活に向かっていけばいいと再認識しました。
FIREのリスクやFIRE後の生活については考えておく余地はある
FIREを目指す方を否定する気は全くありませんが、FIREのリスクやFIRE後の生活に対して考える余地はあると思いました。
僕自身最初はFIREを目指していたのですが、途中で目標をセミリタイアに変更しました。
その理由の中には、以下の様に本記事で触れたことが含まれています。
・生活費の変化や増税等によるFIRE失敗のリスクを仕事でカバーできる
・価値観の変化で生活費が増えた経験がある
・結局何かしら仕事はしそう
・資産形成期間は短くしたい
そのほかの理由については↓の記事でまとめています。
もちろんFIREできるに越したことはないのですが、僕の様にセミリタイアが向いている、というケースもあるかもしれませんのでよろしければ参考にどうそ。
記事のまとめ
「FIRE卒業」というトレンドについて僕の考えを紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
基本的には他人の意見は気にせず自分の目標を目指すだけですが、考えておいてもいいかな?という点も捻り出してみました。
引き続きFIREを目指す人は応援したいですし、セミリタイアもありかも?と思えた人は僕と一緒に理想のセミリタイアを模索していきましょう!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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