- エージェントとはそもそも何?という方
- エージェントを使うべきなのかわからない方
- エージェントのメリット・デメリットを知りたい方
フリーランスエージェントって何?という話から、僕が今までに5つほどを使って感じたメリット・デメリットについて紹介します。
フリーランスエージェントが必要か?という点について最初に述べてしまうと必要な人が大半かと思っています。
メリット・デメリットを理解してうまくエージェントと付き合っていきましょう!
フリーランスエージェントとは?
そもそもフリーランスエージェントとは何者なのか?という点について図にまとめてみました。
上図のようにフリーランスエージェントは
・仕事を探しているフリーランスエンジニア
・フリーランスエンジニアを探している企業
の両者をマッチングさせてくれる存在です。
そのため両者には以下のメリットがあります。
・企業側:求める人物像・スキルセットの人材を紹介してもらえる
・フリーランスエンジニア側:求める業務内容・単価の案件を紹介してもらえる
この対価として、企業から支払われた報酬の一部をマージンとしてエージェントに支払います。
エージェントの一番のメリットは「案件を紹介してもらえる」という点ですので、自力で案件を取れない、特に独立したてのフリーランスエンジニアにとってエージェントは必要な存在だと思います。
エージェントを使って感じたメリット・デメリット
僕の感じたメリット・デメリットは以下の通りです。
- 安定して案件を紹介してもらえる
- 独立前に収入の見通しが立てられる
- 契約手続きを行ってくれる
- マージンが不透明
- 企業と直接やり取りする事が制限される
- 案件が首都圏に集中している
- 年齢の壁があるかもしれない
- 福利厚生を減らしてマージンを下げて欲しい
数はデメリットの方が多いですが、今の僕にとってはトータルでメリットの方が大きいと思っています。
それでは詳しく解説していきます!
メリット
1. 安定して案件を紹介してもらえる
エージェントのビジネスモデルから考えても、案件を紹介してもらえるというのが最大のメリットでしょう。
大手のエージェントであれば案件数も多いため、案件の供給も安定しています。
フリーランスのデメリットとして「収入が不安定」とよく言われますが、エージェント経由であれば安定して仕事をできると感じています。
会社員と比べると契約の打ち切り等のリスクはありますが、次の案件が全く無い、という確率は非常に低いと思います。
2. 独立前に収入の見通しが立てられる
皆さんの中に「フリーランスに興味はあるけど独立して仕事があるか不安」という方はいませんか?
そんな方はまずエージェントに登録して、紹介可能な案件があるか確認することを強くおすすめします。
サラリーマンの方でも問題なく相談に乗ってもらえます。
僕自身、独立を考えたときはスキルに自信がなかったのですが、エージェントから紹介してもらえる案件内容や単価を聞けた事が独立の後押しになりました。
エージェントに登録して初めて自分の市場価値がわかったんですよね。
↓当時の僕のツイートです。
逆に「相場感に納得できない場合はもっと現場経験を積む」といった選択にもつながりますから、独立前にエージェントを判断基準として活用してみるといいでしょう。
3. 契約手続きを行ってくれる
自分で案件を取る場合は契約書作成等を自分で行う必要がありますが、エージェント経由であれば代行してもらえます。
これから独立を考える方の中には
・契約書なんて作ったことない
・スキルアップのために技術的な業務に専念したい
という方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった方はまずはエージェント経由の案件でスキルを磨き、必要に応じて契約周りの知識をつけるという順番で進んでいけばいいかと思います。
デメリット
1. マージンが不透明
最初の「フリーランスエージェントとは?」で説明したように、エンジニア側は仕事を紹介してもらう代わりにエージェントにはマージンを支払う必要があります。
それがエージェントのビジネスモデルですし、マージンを支払う以上に仕事を安定供給してもらえるというメリットは本当に大きいです。
そのため僕はマージンを払うこと自体はデメリット、というよりはしょうがない事だと捉えています。
僕がデメリットと思うのはエージェントによってはマージン率が不透明という事で、マージン率が不透明だと以下のような事が起こる可能性があります。
(実際に僕も近い経験をしました。)
・単価と要求されるタスクレベルにギャップがある。
→実は企業側は高い単価を払っているがエージェントが多くマージンをとっていた。
・同じ現場の自分と同等のレベルのフリーランスと単価が異なる。
→エージェントがエンジニアごとにマージン率を変えていた。
エージェントもビジネスでやっている以上うまくマージンを取ろうとするのは当然なので注意が必要です。
僕自身このような経験をしたときは自分の営業力に問題があったと思っています。
マージン率が公表されているエージェントもあるので、気になる方はそのようなエージェントを使ってみるといいでしょう。
エージェントを使う際の注意点については以下の記事で紹介していますので参考にどうぞ!
2. 企業と直接やり取りする事が制限される
エージェント経由の場合、単価の交渉や契約の延長等は基本的にエージェントを通して企業とやりとりすることになります。
これは価値観によりますが、僕はそれがとても二度手間に感じています。
逆に参画先の企業とあまりやりとりしたくない方にとってはメリットですね。
過去に単価交渉や契約延長の話をしたときも、直接企業の方と話せばすぐ終わる話なのに逐一エージェントを通さなくてはいけないのでとてもめんどくさく感じました。
少し話がそれますが、エージェント経由で参画して途中から企業と直接契約できればマージンが無くなりwin-winになるのですが、そういった行為も基本的に禁止されているはずです。
3. 案件が首都圏に集中していると
案件情報を見ると基本的に現場が首都圏に集中しています。
関東でいえばほとんどが東京の都心部だと思います。
今でこそフルリモートの現場も増えましたが、フル出社、週の一部は出社という案件も全然あります。
少し現場で働きぶりを見てからリモートを許可するというパターンもあるみたいですね。
そういった案件の場合はフリーランスといえど移動に時間を取られたり、満員電車に乗る必要が出てきます。
もし自由な働き方を夢見てフリーランスになった場合はギャップを感じるかもしれないですし、フルリモートに限定すると案件の選択肢が少なくなるリスクもあります。
やはり独立前にエージェントから紹介してもらえる案件を確認しておくといいでしょう。
4. 年齢の壁があるかもしれない
以前の記事でフリーランスのデメリットとして紹介した、エージェントから案件紹介してもらえる年齢に制限があるかもしれない、という点ですね。
僕はまだ年齢による制限を感じたことはないですが、「年齢の壁がある」と述べているサイトはちらほらあります。
確かに今までに僕が参画した現場に限れば30~40代のフリーランスが多かった気はしますし、案件情報の中に「できれば若手が望ましい」という項目を見たことはあります。
実際どうなるのかは年齢を重ねてみないとわかりませんが、サラリーマンのように終身雇用ではないのでリスクとして想定しておいた方がいいでしょう。
僕は「年齢の壁」やその他リスクの対処として、資産形成と収入の多角化を行っています。
↓フリーランスになって実感したメリット・デメリットをまとめていますので、よろしければ参考にどうぞ。
5. 福利厚生を減らしてマージンを下げてほしい
この点は僕の価値観ではデメリットに感じるという内容なので、人によってはメリットになるかもしれません。
以下の様にエージェントによって様々な福利厚生が用意されています。
・経過面談をかねてランチを奢ってくれる
・様々なサービスを割安で受けられる
・案件移行時の報酬保障
これはほんの一例で、エージェント毎にいろいろな福利厚生をつけて差別化しようとしていますが、個人的に福利厚生があってよかったと思うことはありませんでした。
福利厚生を導入するにはお金が必要で、そのお金は月々のマージンから出ていると考えると福利厚生を無くしてマージンを下げてほしいって思っちゃうんですよね。
価値観次第ですが、福利厚生が充実している事が必ずしもいいことなのか?ということは考えてもいいかと思います。
その分マージン率が高いなんてこともあるかもしれません。
まとめ
僕がフリーランスエージェントを使って感じたメリット・デメリットを紹介させていただきました。
デメリットもありますが、トータルで見ればエージェントは心強い味方だと思います。
中には夜遅くまで僕の参画案件の手続きをしてくださったエージェントの方もいました。
これからエージェントを活用する方はメリット・デメリットを知った上で上手に活用してもらえたらと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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