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【体験談】法人設立で悩んだこと①~マイクロ法人にする?しない?~

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こんな方に向けた記事です
  • 今はフリーランスで法人化を検討している
  • 「マイクロ法人って怪しくないの?」と不安に感じている
  • 実際にマイクロ法人を作った人がどう判断したかを知りたい!
えむ

先日法人の設立を行ったので、その目的と特に悩んだことを複数記事に分けて紹介したいと思います!
第1回目は「マイクロ法人にする?しない?」という点に関して紹介します!

法人設立の手順に関してはすでにまとめてくださっている方がいるので、僕が悩んだ点をメインに紹介していきたいと思います。

■参考記事
ワクワク小僧のおかねの森:【完全版】マイクロ法人の作り方(設立方法)を徹底解説
少し古い記事にはなりますが丁寧にまとめてくださっていると思います。

また、直近の売上・利益だったりメイン以外の事業があるか等が影響する内容ですので法人設立を考える場合は税理士さんに相談することをおすすめします。
その上で悩むポイントがあった場合の参考になれば幸いです

目次

マイクロ法人とは?

マイクロ法人については多くの方が発信していますので詳細は割愛しますが、

  • 「売上拡大」よりも「社会保険料の引き下げ」が主な目的
  • 本業とは別の事業を行う法人

このような場合はマイクロ法人に該当すると思います。

■参考記事
ワクワク小僧のおかねの森:マイクロ法人と個人事業主の二刀流で「社会保険料を節約できるメリット」を解説!

僕が設立した法人も短期的には「社会保険料の削減」を目的とし、ブログの運営がメイン事業の「マイクロ法人」に当たります。
(なぜ「短期的には」なのかは後ほど解説します。)

マイクロ法人にした理由

最初はマイクロ法人ではなく個人事業主→法人成りを考えていたのですが、税理士さんに相談した結果マイクロ法人をおすすめされたことがきっかけでした。

マイクロ法人をおすすめされた理由は以下の通りです。

  • 本業であるエンジニアの売上・所得
  • エンジニア以外の事業がある
  • 僕のライフスタイルに合っている

本業であるエンジニアの売上・所得

確定申告書をベースに法人成りを相談した結果、「急ぐ必要はない」というのが最初の回答でした。
金額的にそこまでメリットがなかったのでしょう。

過去の売上は↓の記事でまとめていますので参考にどうぞ。

売上1000万円以上が法人化の一つの目安と聞いた記憶があったので少し予想外でした。

調べてみたら売上1000万円と言われていたのは消費税支払いを先のばすための目安だったみたいです。
インボイスが始まったことで状況が変わったわけですね。

■参考記事
freee:個人事業主が法人化(法人成り)する目安年収と節税以外のメリットとは

エンジニア以外の事業がある

エンジニアの売上とは別に、金額は少ないですが当ブログ含めて複数のブログ運営やメディア作成の売上があります。(青色専従者である妻に手伝ってもらっています。)

エンジニアの売上だけであれば「法人化を急ぐ必要はない」という判断でしたが、本業とは別の事業があるためマイクロ法人が適しているという判断に変わったようです。

マイクロ法人を設立したいけど事業が一つしかない!という方はブログを始めてもいいかもしれません。

僕のケースだと7記事書いた段階で広告収入を得られるようになったので、2~3ヶ月もあれば事業実態を示せるようになるのではないかと思います!
興味がある方は一度ぜひ税理士さんに相談してみてください。

僕のライフスタイルに合っている

当ブログでも書いていますが僕はセミリタイアを目指して株式投資をしています。

また、「最速でセミリタイアする!」というよりは「今できる経験にもお金や時間は使っていきたい!」という考え方です。

その為、エンジニア業での法人成りだと自由に使えるお金が制限されてしまうという点が僕のライフスタイルには合っていませんでした。
お金は使いたい時に使って、余ったお金は全て投資に回してしまいたいのです。

その点マイクロ法人であればメインであるエンジニアの売上は個人事業主の口座に入るので自由度はほぼ変わりません

このようにライフスタイルの観点からもマイクロ法人をおすすめされました。

悩んだポイント

実は税理士さんに相談に行く前からマイクロ法人のスキームは知っていたのですが、躊躇していた理由があるので紹介します。

エンジニア案件を法人で受注したい

当初エンジニア業での法人成りを考えていた理由の一つに、「法人にしか発注しない会社とも取引できるようにするため」という理由がありました。

そのためエンジニア以外の仕事を事業としたマイクロ法人ではこの点が満たせなくなってしまうなあと思っていました。

しかし、マイクロ法人の事業内容にもエンジニア業を入れておき、法人でしか受けられない仕事はマイクロ法人で受けるのはOKというアドバイスをいただきました。

個人事業主とマイクロ法人では事業内容を分ける必要があると言われていますが、このように内容は同じでも明確な線引きがあればOKなようです。
(気になる方は税理士さんに相談してみるといいと思います!)

エンジニア業の売上が増えるかもしれない

直近の売上だと「法人化を急ぐ必要はない」という結論でしたが、今後売上が増える見込みがあります。

また、もしマイクロ法人で受けるエンジニアの案件が多くなってくると売上は法人の方が多くなります。

これならマイクロ法人じゃなくてもいいんじゃ?とも思ったのですが、法人成りの方が有利になったタイミングで個人事業主を廃業→法人1本にして法人成りの状態にすればいいわけですね。

「マイクロ法人とは?」の章で「短期的にはマイクロ法人」と書いたのはこういった理由からです。

短期的には「社会保険料の引き下げ」のメリットを受けつつ、長期的には売上を拡大するというのが今回の法人設立の目的です。

マイクロ法人ってグレーじゃないの?

以前マイクロ法人について調べたときに法律的にはOK(ルールの穴をついているだけ)、という理解はしていたのですがなんとなく税務署に目をつけられそうという印象がありました。

一応税理士さんに確認したところ「グレーどころか白です」という回答をいただきました。
(グレーです。とは言えないとは思いますが笑)

この点も心配な方は税理士さんに相談するのが間違いないかと思います。
僕は個人も法人も税金周りは全て税理士さんに対応をお願いしていますが、税理士報酬よりもマイクロ法人によるプラスの方が大きいので確定申告・決算の安心を得つつ手取りは増えるという状態にできています

マイクロ法人のスキームが潰されないか?

マイクロ法人がルール的にどうかという心配はなくなりましたが、将来的にマイクロ法人のスキームが潰されないか?という点は今でも気にかけています。というよりいつかは潰されるだろうな、くらいに思っています

マイクロ法人のスキームは調べたら出てきますし、有名Youtuberが発信しているため国にも目をつけられるだろうなという考えです。

参考動画:オタク会計士ch【山田真哉】【緊急速報】経営者ショック!効果絶大だった中小企業の社会保険料削減スキーム終了します【マイクロ法人・一人社長/役員報酬・賞与/節税/健康保険・厚生年金/標準報酬月額上限/年収の壁改正2024】

こちらの動画のメインは役員報酬・賞与に関する社会保険料の削減スキームですが、最後にマイクロ法人に関しても触れられています。

すでにマイクロ法人のスキームは国も把握していると思っていた方が良さそうですね。

マイクロ法人を知っていながら気が進まなかったのは、社会保険料削減目的だけの法人だとスキームを潰された時にトータルの費用で損をするかもしれないという気持ちがあったからです。

しかし前述の通りエンジニア業メインの法人に切り替えることも見越して設立しているので、スキームが潰されたらマイクロ法人からエンジニア業種主体に切り替えればいい、という考えに至りました。

まあ本当にスキームが潰されるかはわからないので深く考えすぎずにマイクロ法人スキームを使えるうちに使っとくという考えでもいいかもしれないですね。

まとめ

法人設立で悩んだことの一つ目として「マイクロ法人にするかどうか?」に関して、悩んだポイントとどういう結論・考え方に至ったかをまとめました。

繰り返しになりますが直近の売上・利益だったり、メイン以外の事業があるか、さらにはライフスタイルも影響してくる内容ですので、まずは税理士さんに相談することをおすすめします。

その上で悩みの解消に役立てていただけると嬉しいです!ではまた!

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この記事を書いた人

えむ えむ フリーランスエンジニア

・28歳で独立→フリーランスエンジニア
・フリーランス6年目
・最高月売上130万円
・スキル:python、機械学習、データ分析、AWS、GCP等
・セミリタイアを目指し株式投資中
→投資資産1000万円を突破
・一児の父

フリーランスに興味があるけど不安、という方が一歩踏み出せるような情報などを発信していきたいと思っています。

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